自分の子どもに霊的な能力があったら
Kei:スピリチュアルが好きだけれど自分にはあまりスピリチュアル系の能力がないと思っていらっしゃる親御さんが、自分の子どもに霊的な能力があることに気づき、すごく期待して子どものうちから能力を(親や他の人のために)使わせてしまったり、無理に能力を開かせようとしてしまっている例がありますね。
「あなたはそういう使命を持って生まれてきたのだから」と親がボランティアで子どもに能力を使わせているケースも聞きました。
喜んでしまう親御さんの気持ちも分からないではないですが…、もし自分の子どもに霊的な能力があることが分かったらどうしてあげたらよいと思われますか?
キャサリン様:見守ることです。
何もしないで下さい。
霊的な能力は興味からしか開きません。
お母さんが喜ぶからやっていて、自分がしたいことではないと気づくと“やりたくないこと”になってしまい、能力はそこで止まってしまいます。
そういった能力を仕事にするかどうかはその子たち個人の選択です。
親が決めることではありません。
これは当たり前のことです。
日常生活のことで子どもを導くのは親の役目かもしれませんが、能力に関してはお子さん本人とその守護チームの役目です。
もし親が教えられることがあるとすれば、何があっても冷静に対処できるようにすること、好きなことに目を向けさせることでしょうか。
他のお子さんと同じようにと求めるのは能力のある子には難しい時もありますので、その子ができるだけ落ち着いて日々過ごせるようにしてあげることも親がしてあげられることかと思います。
Makoto:僕の親は、僕がこういう仕事をすることにはずっと反対していたんだけど、今思うとそれが逆によかったのかもしれない。
親に反対されて、反対される理由もちゃんと分かった上で、それでもやるって自分で道を選ぶことができたから。(今は親も応援してくれています)
僕はスピリチュアルの能力が開いたからといって、子どもにお客さんを取らせる、他の人のことを視させるのはどうかと思う。
例えそれがボランティアであっても。
その能力をどう使うかは子どもたちのものであって、親が子どもにやらせることではない。
その能力を使っていきたいのか、人のことを視たいのか、その子たちに決めていってほしいと思う。
スピリチュアルな能力を活かして、ファッションデザイナーや漫画家になったりするかもしれない。
親が道を決めるというのは、親のエゴだよね。
そもそも、能力が開いたばかりの人は、子どもでも大人でもバランスが取れない。
未熟で不安定なまま他の人に対して子どもの能力を使わせるのは、その子にとっても相手にとっても危険だと思う。
親御さんには『子どもを守る』ということも考えてもらいたい。
Kei:そういう子たちって生きるだけでも大変だったりするからね。
刺激しすぎるのは霊感の強い敏感な子どもたちにとって後々精神のバランスを崩すことにつながりかねないよね。
Makoto:素直な子であれば、親が喜ぶようにと一生懸命やると思う。
だけど、そういう子こそ思春期になると、親の期待とプレッシャー、他の子と違うこととかで精神的に追い詰められてしまう。
「この子は神童!」とかって子どもたちに不必要な重りを乗せるのは本当にやめてほしい。
そうやって潰れて(潰されて?)しまった純粋な子どもたちを見てきているから、この話に関しては、はっきり強く伝えたい。