FC2ブログ

子どもを大人のように扱う

Kei:親が子どもを大人のように扱って、頼りすぎているケースが少なくないですね。


キャサリン様:はい。それは問題です。

親によるパワハラです。


Kei:どんな具体例に対して問題だとおっしゃられていますか?


キャサリン様:例えば、2才と6才の姉妹がいるとしましょう。

お母さんにはその日の午後に出かける予定があって、それに間に合うように1日のスケジュールを立てていたとします。

ですが、下の妹が騒いで時間が押してきた、お母さんは自分の出かける準備もまだできていない、という状況で、

「ちゃんと下の子の面倒を見ていてよ。お姉ちゃんでしょ!」

と、まだ子どもであるお姉ちゃんを叱りつける。

この例↑はまだ軽度ですが、同じように、本来大人がしなければならないサポートを子どもに求める傾向は非常に問題です。

下の子が騒ぐ理由を上の子は(子ども同士の感覚で)何となく理解できることが多いのです。

だからこそ、下の子が落ちつくまで上の子は待ってあげようとします。(初めのうちは)

そこを「急がせろ」という親の要求は上の子にとってキャパオーバーです。

上の子にはまだ状況を見て大人のように妹をサポートする力はありません。

にも関わらず、「怒られないように一生懸命下の子を見ていないと」「ちゃんとしないとお母さん(お父さん)に責められるかもしれない」という負担がかかると、上の子はそれが思うようにできない自分を自分で攻撃する体制に入ってしまいます。


ガーラ様:分かるだパオンよ。忙しいお母さんたちが焦って「お姉ちゃんでしょ」「お兄ちゃんでしょ」と言いたくなる気持ちは。

けれど、下の子が騒いでいて時間に間に合いそうになくて困ってしまった時は、今日は無理かも、と思うしかないだパオン。

余裕がなくなると上の子どもに押し付けがちになってしまうと思うだパオンが、上の子もまだ子どもだパオン。

心の成長が伴っていないから、大人が期待するようなサポートは難しいだパオンよ。


Kei:そうですね。

父親が単身赴任する時に「お前が父親代わりになってお母さんと弟を守ってやれ」と言われ、一生懸命父親代わりをしようとしていた小学校高学年の男の子が、数年後に単身赴任から父親が帰ってきたことをきっかけに、自分の役割が分からなくなって精神を病んでしまったということがありました。

ただの”子ども”でいさせてあげるべきだったところを父親の役割まで期待したのはやはり精神的負担が大きすぎたと思いますね。


キャサリン様:少なくとも15才までは親の役割を担うのは難しく、そのように押しつけるのはよくないです。


Kei:あくまでも”お手伝い”の範囲であれば下の子の面倒を見てもらえるよう頼むのはいいですよね?

例えば、下の子が「おしっこに行きたい」と言っているけれど、親は手が離せない、という時にお姉ちゃんに頼んで一緒に行ってもらう、とか。


ガーラ様:「とにかく何とかして」ではなく、親が具体的な方法を教えてあげられること、子どもがどうしたらいいか分かっていることを頼むのがお手伝いの範囲だパオン。

それと、下の子のお世話をお手伝いしてもらいたい時は、ニコニコしながら頼むか、冷静に頼むかだパオン。

親が怒って言うことではないし、焦っちゃいけないだパオン。


Kei:そうですね。

今回のテーマに関して、他にキャサリン様たちが気になられる例はありますか?


キャサリン様:あるお母さんが「お母さんの気持ち分かるよね、もう分かるよね」と3才くらいの女の子に言っているのを外で聞いたことがあります。

例え親子であっても、人の気持ちを推し量るのは大人でも難しいです。

そんな大人でも分からないことを子どもに求めている。

子どもが分かるように自分(お母さん)の気持ちを説明する言葉が足りないだけではなく、圧力をかけている。

女の子は男の子よりも心のつながりを大切にする傾向にあります。ですので、その子がお母さんに対して女の子ならではのサポート、驚くような気遣いをしてくれたことが過去にあったのだと思います。

ですが、それはその時の喜びでとどめておくべきです。

「あなたはいつも分かってくれるもんね」と期待するのはいけません。

よくお手伝いをする子はやさしさ、気遣いを見せてくれています。

やさしくする方法を身に着けつつあるからです。

ですが、それによって「この子は賢い」と期待しすぎる、押し付けすぎるのは目に余りますね。


ガーラ様:自分が苦しいといっぱいいっぱいになって誰かに頼りたいと思ってしまうのは分からないでもないだパオン。

でも、それを子どもに向けるのはやめる、という選択をしてもらいたいだパオン。


キャサリン様:これを言うのは2度目ですが、子どもたちにとってはパワハラされているのと同じですからね。

子どもの心理負担と将来のことを考えると、与える影響は怒る、叱る、の比ではありません。

助けてほしいのであれば、大人に助けを求めましょう。

今は相談窓口や育児代行サービスなどあらゆる手段があります。

自分の役割(大人がすべきこと)を子どもに負担させなければならないほど余裕がないのであれば、他の大人に助けを求めた方がよい状況だということです。

まずはそれを認識することが大切です。


0c180d485ca7fdbec55c6a45fdee08fd_s.jpg 



0 Comments

Post a comment