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親をコントロールしようとする子どもたち

キャサリン様、ガーラ様を交えての「子育て」に関する談話です。



Kei:乳幼児なら仕方がないけれど、言葉がある程度理解できるようになって以降に、泣いたり、叫んだり、あるいは親に暴力を振るって自分の欲求を押し通そうとする子どもたちも少なくないよね。


自分の欲求は通すけれど、逆に親の言うことは聞かない、という。

買ってもらえるまで駄々をこねて泣く、というのが一番分かりやすいかもしれないけど。

そうやって何かしらの方法で親をコントロールしようとし、それが成功する体験を重ねるのは潜在意識の観点から見ると、将来どんな影響があると思う?


Makoto:考えられるのは(早ければ子どもの頃からで遅ければ大人になってから)、人を見下すようになったり、怒って人を従わせようとするようになったり、パワハラするようになったり、ちゃんと気持ちを言葉で言わずに態度で相手に悟ってもらえるように仕向けたり、手に入れたものを見せびらかしたくなったりする、ということが考えらえる。

それから、自分で頑張らなくても駄々をこねて大人を動かすことでほしいものは手に入る、という気持ちから努力をしなくなる。

すると、コツコツ積み重ねる必要があるところはやらないで、いきなり理想の状態になろうとしたり、それで思うようにいかないと周りのせいにして当たり散らしたりする可能性が高くなる。


Kei:赤ちゃんが泣いておっぱいをもらうのと、5才くらいになってからほしい物を泣いてねだるのは潜在意識からするとどう違うの?「どちらも泣いたらもらえる」という経験に変わりないと思うけど。


Makoto:生きるために泣いて食事を求めたり、動けないから排泄を処理してもらえるように泣くのと、わがままを言って欲求を通そうとするのは全く違うこと。


Kei:親をコントロールしようとする時の子どもたちの心の動きはどうなっているのでしょう。


キャサリン様:子どもは親に最も関心があるのに、親を困らせる方法で欲求を満たそうとするのが面白いですね。

子どもは主に母親(もしくは父親)に恋をしています。

愛しすぎてしまっている状態です。

その愛している相手が他のことばかり考えている様子だと、不安になったりイライラしてしまいます。

もう自分のことを見てもらえないんじゃないかと無意識で思うようになります。

例えば、親の意識が他のきょうだいに向いている、何か自分には分からない問題に頭を悩ませている、など。

とにかく愛する人が他のことに集中していることが許せない。

わがままを言う子ほど、執着心が強いのです。

親が困るように仕向けるのはそういうところからです。


Kei:でも、子どもを愛していても親は常にその子ばかり見ているわけにもいきませんしね。


キャサリン様:単にいつも向き合ってお話を聞いてもらえるからいい、というわけではありません。

聞いてほしい時もあれば、聞いてほしくない時もあります。

あまりに過保護にしてしまうと、子どもたちは「私が一番なんだ」という曲がった感覚になってしまいます。

愛は伝わるけれど、曲がってしまうのです。


ガーラ様:親の心が揺さぶられていなければ、親が他のことをしていても子どもは一緒にいるだけで安定するだパオン。

聖人になれ、という話ではないだパオン。

「あの人はどう思っているんだろう?」「なぜあの人は手伝ってくれないのか?」とあれこれ考えることに時間を費やしていると、心が揺さぶられるだパオン。

親の心が揺さぶられているのを見て子どもは不安になるだパオン。

子どもがわがままになる原因は、大きくわけて2つだパオン。

不安かイライラ。

欲求は2の次だパオンよ。


Kei:本当は不安やイライラが根本にあるけれど、わがままを言って表面的な欲求が満たされることで、一時的な満足が得られる、ということでしょうか。


キャサリン様:なぜ、子どもたちが「ぎゃー」と騒いで欲求を満たそうとするのか、理由は大きく分けて4つあります。

1)そうすることに快感を覚えている(←子どもには早すぎる快楽体験であり潜在意識には不快で奇妙。でも、顕在意識はすっきりする)
2)他のことを後回しにして自分を見てもらえる優越感を感じている
3)親に攻撃している、文句を言っている
4)理由はない。物がほしいわけでもない。親に見てもらいたいわけでもない。ただすごく体と精神のバランスが取れていなくてイライラが激しくなるから騒ぐ。栄養不足によるわがまま。

全てに共通しているのは、SOS信号です。

つらいのでどうにかしてほしい。

どのパターンでも、SOS信号なのです。

子どもたち自身はそうは感じ取っていないでしょうから、潜在意識が「つらいと感じる感覚をどうにかしろ!」「助けてくれ!」とSOSを出しているとも言えます。


Kei:SOS信号と聞くと、やさしくしようとして余計に言うことを聞いてしまって、さらに子どもに振り回されることも考えられますが、それについてはどうでしょう?


キャサリン様:変に同情しなくてもよいのです。

子どもの笑顔見たさに一生懸命言うことを聞いてあげたりする親御さんもいるかと思いますが、特別なことはしなくてもよいのです。何かにつけてプレゼントで高いゲーム機を買ってあげるとか。

特別なことをしてあげるほど、子どもは盲目になり、想像力もつきずらくなります。


Kei:なるほど。

親をコントロールしようとする子どもたちは、親を見下しているというか、言う通りに動かせる存在だと思っていたりもするのでしょうか?


キャサリン様:親を見下しているからコントロールするわけではありません。

先ほども言いましたが、親に恋しているのです。

自分のいいところ、悪いところ全部認めてくれよ、と言っているのです。無意識でですね。

中学生くらいになったら少し違ってきます。それくらいになると、大人を手のひらで転がす方法を身に着け始めます。こういう風に言ったら買ってもらえる、とか。大人並みのテクニック、態度で、本当の意味でコントロールし始めます。

でも見下しているわけではありません。


Kei:そうですか。

自分の欲求を押し通そうとする子どもたちに対してどのように接すればいいと思われますか?


キャサリン様:子どもに教えることは2つ。

この2つを教えてあげればいいのです。

たくさんのことを教えようとするから分からなくなるのですよ。ほほっ

子どもに教える2つのこととは、

① 場をわきまえさせる
② 人にやさしくすると嬉しいと分からせること。人にやさしくする方法を教える。

これをきちんと教えていくことで、わがままな感覚が弱まっていくと思います。


①に関しては、電車の中では騒いではいけないけれど、公園ではいい、車が多いところでは走らない、などの基本的なルールです。

②についてですが、人(親)に嫌なことをしているという感覚は自分の暴走にもつながり、一時的には欲しいものが手に入ったとしても、結果的には自分が嫌になることにつながります。

ですが、「人にやさしくする方法を教えてあげる」というのはとても想像力が必要で、子どもの成長にいい刺激になります。

優しくする方法を親からたくさん学ぶことで、周りの人から慕われやすくなります。


子どもたちがあの手この手で欲求を通そうとする方法

=(イコール)

子どもたちなりに考えた人にやさしくされる方法、なのです。


人にやさしくされる方法、ではなく、人にやさしくする方法を教える。

子どもが親にやさしくする方法を親が教えてあげるのです。


Kei:子どもが親にやさしくする方法って教えられるものですか?


キャサリン様:お手伝いをさせればよいのです。

子どもがお手伝いをしてくれたら、お母さんは一生懸命喜んで下さい。

オープンに、外国人になったくらいの勢いで喜んで下さい。

「うれしー!」「ありがとー!」と。

毎回毎回嬉しがってください。

ほめなくてよいです。ほめるとほめられるために変に頑張ってしまわれるので。

ほめるより嬉しがって下さい

毎日積み重ねで教えてあげるのです。

すると、恋焦がれている相手が喜ぶ方法を知り、もっと喜ばせる方法を考え始めてくれます。

それから、お手伝いをしていて子どもがミスをしても叱らないようにしてあげて下さい。
叱ってしまうと、子どもはお手伝いを嫌うようになってしまいます。

ミスをして子どもがしょんぼりしていたら「大丈夫だよ。お手伝い続けてくれる?」と励ましつつ聞いてあげて下さい。


Kei:なるほど。


キャサリン様:お手伝いしてくれるようになると親は期待しがちになりますが、「毎日してくれるもの」と期待はしないようにして下さいね。

なぜなら、子どもは気分で左右されるのが通常だからです。



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