男と女の美的感覚について
それから、日本で言うところの弥生時代にはお金持ちは着飾るようになってきましたが、男女同じような着飾り方だったと天使たちに聞いております。
平安~江戸時代頃にかけては、男女それぞれ違いはあってもどちらも着物で着飾っていました。
けれど、日本では戦後から、女性は着飾り、男性はシックに抑えるというスタイルが定着してきましたね。
けい: それは西洋文化が女性は着飾って男性はシックに・・・という考え方だからですか?
キャサリン様: 世界的に見ると、14世紀頃からそのような考えが主流となったようです。
けい: はい。キャサリン様は何が気になってそのお話しをされていらっしゃるのですか?
キャサリン様: 今の時代、中性的なファッションが流行り始めましたね。
『本来の人間の姿に戻り始めたのでは?』と私、思うのです。
けい: そうですね。パックをしたりお化粧をしたり、女性より美に気を遣っている若い男性の姿をテレビで見かけます。
キャサリン様: 「かわいい」や「かっこいい」という言葉は本来男女どちらにも使う言葉のはずなのですが、いつから女性には「かわいい」、男性には「かっこいい」と言わなければならないようになったんでしょうね。
けい: 今は「かわいい」と言われて喜ぶ男の子が増えてきてますよね。女性でも「かっこいい」と言われるのが嬉しい人も増えてきているかもしれないですね。
中性的なファッションが流行ることで、今後どうなっていくと思われますか?
キャサリン様: そうですね。男だから云々、女だから云々という概念が時間をかけて薄れていくように思います。
本来、女性も男性も体の大きさや力以外、何ら変わらないのです。
けい: でも、一番違うところは脳なんじゃないかと思うのですが。女性と男性はそもそも脳の作りというか反応が違うと本で読みました。例えば、女性の方が男性の何倍も感情的だと。
キャサリン様: 原点に戻りましょう。人は性別が作られる前はみな女です。女がベースなのですよ。感情的な男性もいます。
たくさんの時代をかけて『女性のお仕事はこうですよ』と渡されたのが、『料理』『子育て』などの情報です。また、『どれだけ着飾ったら男性が振り向いてくれるか』という情報も重要なものとして受け継がれています。さらに親から子へ『女性とはこうあるべき』という概念が植えつけれられています。
けい: DNAのことですか?
キャサリン様: いいえ、DNAの話ではありません。
あなたの潜在意識の中にいるのは誰ですか?
けい: アドバイザー(過去生の自分)ですか?
キャサリン様: そうです。みな過去生で『男とは』『女とは』という概念を体験しています。潜在意識の中にいる彼らの影響をみな無意識に受けているのです。
脳の構造やDNAではなく、潜在意識に植え付けられている情報の違いです。
けい: なるほど、私たちは無意識で『女とは』『男とは』という概念を知っているということですね。
キャサリン様: はい。実際に潜在意識統合プログラムで過去生の影響が現在に出てきているのを見ましたね。
けい: はい。
キャサリン様: そして、潜在意識の形成に最も影響を及ぼしていたのはいつのことでしたか?
けい: お腹の中~幼少期の体験です。
キャサリン様: はい。性別による考え方の違いに影響を及ぼしているのは過去生だけではありません。
お腹の中にいる時に、男の子かな?女の子かな?とただ楽しみにしていた両親から生まれた子どもは中性的な子になりやすいです。
逆に、お腹の中にいる時に赤ちゃんの性別が分かって、両親が「男の子だから〇〇が好きかな」「女の子だから~しよう」と話しかけた場合は赤ちゃんの潜在意識の中に残ります。お母さんは思うでしょう、「女の子だからかわいい服を着せたい」と。そしてそれをお父さんやおばあちゃんたちと話すでしょう。それらの情報はお腹の中にいる赤ちゃんに伝わります。
けい: 生まれてくる前に得た情報でそれらしく振る舞うようになるってことですね。
キャサリン様: 女の子はピンクが好きですね。男の子の中にもピンクが好きな子もいますね。元々の感覚は男も女も同じなのです。